社会 Social
Social Inclusion:一人ひとりが尊重され、
活躍できる「あたりまえに混ざり合う社会」へ
アクサ・ホールディングス・ジャパンは、お客さまの多様なニーズに柔軟かつ機敏にお応えするために、さまざまな価値観を持った従業員を採用し、全社でダイバーシティを推進しています。また、一人ひとりが自分らしさを認められて、本来の能力を十分に発揮できるインクルーシブな職場環境づくりに努めています。さらに、多様な人々が尊重されて暮らしやすい社会の構築を目指して、社会啓発にも注力しています。
多様性を強みに変えるインクルーシブな企業カルチャーへ
アクサ・ホールディングス・ジャパン傘下の保険2社は、刻々と変化する社会的課題や要請、多様化するお客さまの期待にお応えするために、4つのバリュー(お客さま第一、勇気、誠実、ひとつのチーム)に基づく「Our Commitments ‐私たちの誓い」を、従業員一人ひとりの行動指針として掲げ、オープンでフラット、多様性に富んだインクルーシブな企業カルチャーの醸成に取り組んでいます。また、毎年、複数回パルスサーベイを実施し、従業員の満足度を測るだけではなく、年に一度「この職場をインクルーシブな職場として推奨しますか」という問いかけを行い、企業文化の発展の定点観測も行っています。このような意識調査の結果をもとに、従業員の声を経営に反映させる継続的な取り組みを行っています。
ERG(Employee Resource Group/従業員ネットワーク)
ERGとは、特定の属性を持つ従業員と、それに関心のある従業員が自発的に集まって組織するグループです。情報交換やネットワーキングにより、その属性に特有の課題をメンバー同士で共有するほか、ERGメンバー以外に向けた認知・意識向上イベントを開催しています。会社のインクルージョン&ダイバーシティを従業員自らが推進するしくみとして、会社のサポートを受けながら現在7つのERGが活動しています。
インクルージョン&ダイバーシティを推進するERGのガバナンス体制
女性の活躍を後押しする職場づくり
アクサ生命 アクサ損害保険
役員の女性比率を戦略のKPIに設定し、会社全体の女性活躍を促進しています。女性従業員対象の研修を実施しているほか、全従業員の認知・意識向上に向けたイベントの実施、また、管理職を対象とした講演会を実施しています。さらに、管理職必須研修でも女性活躍の重要性を繰り返し伝え、各組織におけるジェンダーダイバーシティの戦略的重要性の浸透と、組織のリーダーによる取り組みの促進を図っています。
また、アクサ生命は、「子育てサポート企業」の中でも高い水準の取組みを行っている企業として厚生労働大臣の認定「プラチナくるみん」、また同じく女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業として「えるぼし」(2段階目)の認定を受けています。なお、アクサ損害保険においては、「くるみん」と「えるぼし」(3段階目)の認定を受けています。
ジェンダー差別のない職場・社会に向けて
アクサ・ホールディングス・ジャパンは、Business for Marriage Equality(BME)に賛同しています。BMEは、日本国内における同性婚の法制化(婚姻の平等)に賛同する企業を可視化することを目的に、一般社団法人Marriage For All Japan、NPO法人LGBTQ+とアライのための法律家ネットワーク、認定NPO法人虹色ダイバーシティが共同で運営するキャンペーンです。誰もが自分らしく生き、尊重される文化の醸成を目指す企業として、本プロジェクトへの賛同を表明しています。また、2023年、アクサ・ホールディングス・ジャパンとして初めて、LGBTQ+への取組指標であるPRIDE指標において最高位である「ゴールド」を取得しました。
また、アクサ・ホールディングス・ジャパンでは、ERG(Employee Resource Group/従業員ネットワーク)の一つである「アクサ・プライド・ジャパン」がLGBTQ+当事者とアライ(理解者)の従業員による社内グループとして積極的に活動をしています。さまざまなSOGI(性的指向/性自認/性表現)の従業員が自分らしく働き、生活できる事を目指して社内外で啓発活動等を行っています。
ブラインドサッカーの支援
©JBFA/H.Wanibe
アクサ生命 アクサ損害保険
アクサは2006年からブラインドサッカーの普及と認知向上を支援する取り組みを継続し、大会などへの従業員ボランティアの派遣のほか、プレー環境の整備や選手の雇用やブラインドサッカーの普及・認知向上活動に協力しています。2013年からは日本選手権を「アクサブレイブカップ」としてサポートし、糖尿病の早期発見につながる弱視のリスク啓発活動にも力を入れるとともに、あたりまえに混ざり合う社会の構築を目指す社会啓発に取り組んでいます。また、2017年から「アクサ地域リーダープログラムwithブラサカ」をスタートし、ブラインドサッカーのクラブチームが独自にクラブ運営できるマネジメント力を身につけ、全国にブラインドサッカーチームの裾野を継続的に広げていくための取り組みも支援しています。